こんにちは!カワハギです。
今回は2025年8月に初めてのインディーゲームにして初めてのノベルゲームをプレイしましたので感想を思うままに書いていこうと思います。
プレイ画像や感想を載せているので多少のネタバレが含まれます。
閲覧にはご注意ください。
ゲーム紹介
アルカディア・フォールンとは?
ジャンル | モダンファンタジービジュアルノベル |
対応機種 | Switch / ps4 / ps5 / Xbox / pc(Steam) |
発売元 | Galdra Studios |
発売日 | 2021年11月18日 |
「アルカディア・フォールン」は若き錬金術師見習いがひょんなことから人類と魔法の戦いに巻き込まれていくモダンファンタジービジュアルノベルゲームです。
開発元であるは「Galdra Studios(ガルデラ・スタジオ)」はデンマークを拠点とする受賞歴のあるインディースタジオです。真のソーシャルインタラクションとロールプレイ、そして個人の表現を重視したシングルプレイヤーゲームを制作しているそうです。
リリース日は2021年11月18日。Steamレビューは「非常に好評」です。

恋愛要素ありで主人公のキャラメイクができるらしいと聞いて購入しました!
魔法と錬金術の世界で自分の選択で性格や物語が変わる
舞台は人間と魔法使い(メイジ)、錬金術師がいる世界。その中の小さな田舎町のアネモネ谷。
プレイヤーは錬金術(パズル)の力を駆使しながら、陰謀や災厄に巻き込まれ、仲間と共に未来を選んでいくことになります。
とにかく選択肢がたくさん!選択によって主人公の性格や仲間との関係が変わります。じっくり読み進めたい人におすすめの一本です。
主人公のキャラクリエイト

主人公の変更できる項目はこちら。
- 名前
- 性別(男性的・女性的・中性的)
- 髪型(各2種類)
- 肌の色
- 髪の色
- 目の色
- 服の色
- 袖の色
- 代名詞
- 声(2種類)
ボイスは英語のみです。
私は音声ありでプレイしていると脳内に海外ドラマが展開されました。英語の勉強にはなりそう。
気になる時は音声をオフにできます。
選択肢でなりたい自分になれる

とにかく選択肢の連続。
選択肢には「陽気に」や「皮肉っぽく」「イライラして」などの感情オプションがあり、それによって主人公の性格が変わります。
明るく陽気な主人公になったり、常に不安そうになったり、なぜかイライラしていたり…。自分の思い描く主人公になれるのが特徴でした。

ちなみに私は常にふざけていたら仲間たちに怒られました。
「次の選択は、あなたの今後の人格に影響します」というプレッシャーを感じる選択肢の時はドキドキです。
そこで悲観的な選択をしたところ、本当に不安そうな選択肢ばかりが出てくるようになって「このこ大丈夫かな?世界救えるかな?」とこっちが不安になってしまいました。
恋愛できる仲間たち

男性キャラ:マイケル、ケイダン
女性キャラ:ヴィクトリア、アン
登場キャラの中で恋愛対象になれるのは4人。同性異性を問いません。
ピンクの髪の女の子マイルは仲間ですが対象ではありませんでした。
恋人関係になりたい場合、会話中の選択肢で「恋愛感情」のついている選択肢を選べばOKです。その時の距離感も自分で決めることができます。
恋人関係になれるのは1人のみのようです。
ストーリーの途中で「仲間の中に恋愛感情を抱いている人がいますか?」という選択肢があったので、あれが恋人関係に発展するカギっぽい?
良かった点
自由度の高いロールプレイ
主人公の性別・性格・恋愛対象が選べるので自由度が高い。
自分の好きな主人公の性格を表現できるのが非常に良かったです。
自分が選んだ通りに主人公の性格が決まり、それに応じたセリフの選択肢になるのですが、それが自分が思い描いたような選択肢になるので没入感がすごく高い!
選択肢が仲間の信頼や物語を左右する緊張感
ストーリーを進めていくと「この選択によって、今後の〇〇との関係が変わります」という表示にドキッとする瞬間があり、物語に深く没入できます。
バッドエンドはないとのことですが、油断すると「出ていって!」と拒絶されたり、「まさか錬金術師様が〇〇だなんて思わなかった」と衝撃のセリフを言われることもあり、気を抜けません。
しかし、その過程で少しずつ信頼を築き、仲間との絆を感じる瞬間はとても楽しく、達成感があります。
錬金術パズルがアクセント

錬金術を行うためのパズルゲームが度々登場します。ストーリーを進めるだけなら難易度はそれほど高くありません。
しかし、全てのポーションを集めようとすると意外と難しかったり…
このパズル、だんだんクセになります!
ちなみに、ストーリー攻略のために一回だけ急に難易度が高いパズルがありました。それでも、時間さえかければ何とかなる設計で、パズルが苦手な人でも挫折せずに楽しめると思います。
キャラデザと音楽の雰囲気

初めはキャラクターのデザインが独特だなと感じました。しかしまあ慣れます。それどころか段々クセになるデザインです。
「すばらしきこのせかい」というゲームに似ているような気がしたので、それが好きな方にはピッタリなゲームだと思います。
音楽も落ち着いた雰囲気で幻想的◎
気になる点
日本語の翻訳がぎこちない
日本語の翻訳はほとんど問題ないと言っていいくらいなのですが、たまに主人公の一人称が「あれ?」となる時がありました。
それから「外国語を日本語に翻訳しました」感は否めない感じです。説明がくどいと言うか…
ですが、ほとんど気にならない程度かなと思いました。
錬金術パズルがやや少なめ
パズルメインのゲームではないので、そりゃそうなのですが、ストーリーで「錬金術」が重要な要素になってくるのでもう少し活躍しても良かったのかな?と思いました。
「パズルはなくてもいい。単純にストーリーを楽しみたい」と言う方もいるとは思いますが…
戦闘アクション要素などはなし
「アルカディア・フォールン」には戦闘要素はありません。あくまで物語重視の作品だと思います。
主人公のセリフや行動の選択肢と錬金術のパズルで構成されているので、アクション要素を期待すると肩透かし。
こんな人におすすめ!
- ビジュアルノベルや選択肢で物語が変わるゲームが好きな人
- 錬金術や魔法、悪魔、契約というワードに惹かれる人
- 自分の性自認や恋愛対象を自由に設定したい人
- キャラクターとの関係構築をじっくり楽しみたい人
「アルカディア・フォールン」は、選択肢で紡ぐ物語とキャラとの信頼関係構築が楽しいビジュアルノベルです。
大きな戦闘やド派手な展開はないけれど、丁寧な会話と緻密な世界観が魅力。
「自分で物語を作りたい」人にはぜひ遊んでほしい作品です!

ちなみに私は人外っぽいキャラのケイダンさんに一目惚れしました(彼は人間です)
人外好きにもおすすめです!(彼は人間ですよ!)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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