こんにちは!カワハギです。
2025年7月に『ジルオール インフィニット プラス』を遊んでみました。20年以上前のRPGとは思えないほど“自由”と“選択肢”に身を委ねられる世界に感動です!
プレイ画像や感想を載せているので多少のネタバレが含まれます。
閲覧にはご注意ください。
ゲーム紹介
ジルオールインフィニットプラスとは?
ジャンル | RPG |
対応機種 | PlayStation Portable(PSP) |
発売元 | コーエー |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2009年1月22日 |
無限の自由と無数の物語を体験できる、コーエーの名作ファンタジーRPG。
『ジルオール インフィニット プラス』は、選択によって物語が大きく変化するフリーシナリオシステムと、エンディングまでも変わるマルチエンディングが特徴のゲームです。
元々は1999年にPS用で発売された「ジルオール」ですが、2005年にグラフィック等が強化されたPS2用の「ジルオール インフェニット」が発売されました。
その後、さらなるシステムの変更やシナリオの追加がされたのが2009年発売の「ジルオールインフィニットプラス」です。

主人公のキャラクリや恋愛要素があると聞いて購入しました!
重厚なファンタジー世界で自由な旅を

プレイヤーは中世ヨーロッパ風なファンタジー世界を旅します。
冒険の拠点となるギルドでは依頼を受けながら、出会う仲間たちと絆を深め、ときに別れを経験しながら、自分だけの物語を紡いでいきます。
このゲームの大きな魅力は、プレイヤーの選択が物語に直接影響を与える点。誰と出会い、どの勢力に加担し、どんな生き方を選ぶのかによって、数多くの結末が用意されています。
善悪を超えた複雑な人間ドラマと、何度プレイしても新しい展開が見られるリプレイ性の高さは圧巻です。
主人公のキャラクリエイト

今作は主人公をキャラクリエイトすることができます!
とは言ってもそこまで自由に作り込むことができるわけではありません。主人公の変更できる項目はこちら。
- 名前
- 性別
- 誕生日
- 髪の色(黒・赤・青・茶・金)
- 物語のスタート地点
髪の色やちょっとした質問で主人公の最初の能力値が決定されます。
スタート地点は男女によって選べる場所が違い(共通もある)、最初の仲間が違ったり主人公の境遇が変わったりします。

周回がはかどってしまう…
個性豊かなキャラクターたち

今作のキャラクターデザインは末弥純さんが担当されています。
登場人物はざっと数えただけでも40人以上いて、それぞれに物語があるので、最初は顔と名前が一致しない現象が発生していました。
2周目プレイまでは完全に悪役キャラだと思っていたキャラが、3周目にして急にいい奴だった側面を発見したり、噛めば噛むほど味が出るゲームですね。
仲間にするキャラクターによってラストバトルが変化したり……
私は何もわからず初見プレイした際、仲間になるはずだった多く人が犠牲となりました……
何周プレイしても新たな発見があるゲームです。
キャラクターごとにあるマルチエンディング

今作のエンディングはマルチエンディングが採用されています。
たくさんのキャラクターにそれぞれイベントがあり、条件を満たすとそのキャラクターとのエンディングを迎えることができます。
攻略サイトを見ても狙った人とのエンディグを迎えるのが難しかったりします。
ギャルゲー or 乙女ゲー?

キャラクターには親密度のようなパラメータがあります。
この親密度によって仲間になったり、永久離脱したり、犠牲になったり……
男主人公でプレイしていると、誰と親睦を深めるか、どの勢力に味方するか迷ってしまいます。
女主人公での場合、はっきりと女性扱いされるゲームが珍しく驚きです。とあるキャラからは明確な愛を囁かれてこれまたびっくり。
エンディングも「これからも一緒に頑張ろうぜ!」的な熱い友情ものから、「あれ?ちょっとヤンデレ?」みたいな恋愛ものまで豊富です。
よかった点
ゲームの紹介ですでに良い点はたくさん書きましたが、さらに追加。
キャラクターが魅力的

たくさんのキャラクターがとても魅力的!
個人的に「実写ではないけどアニメ調が強くない」キャラクターデザインがかなり好みでした。
男女ともに様々な個性のキャラクターがいて、誰を仲間にするか非常に迷います。育て方次第で誰でも戦闘でメインを張れるのもよかった。
音楽も魅力
いちいちBGMがいいんです。
街の中で流れるBGMやダンジョンでのBGM、悲しいことがあった時のBGM。物語の魅力をアップさせています。
「オリジナルのジルオールの時の方が良かった!」という声があるようですが、私はインフィニットプラスのBGMも十分魅力的でした。
システムはさほど難しくない
戦闘はターン制コマンドバトル。難しくはありませんでした。
説明書なしの中古でゲームを買ってしまった私でも問題なくクリアできました。


だが、宝箱。貴様は許さん…!
説明書がないので、ずっと宝箱を開けることができませんでした。
バーの中を白い線が行ったり来たりするのですが、これをどこで止めればいいのかわからず苦戦しました。失敗するとペナルティ(ダメージや状態異常、戦闘など)があるので安易に挑戦できず正解がわからないという悪循環。
宝箱の開け方がわかった時は感動しました。
重厚な作り込まれた世界観
「これ前作があるの?」ってくらい世界観が作り込まれていて深い。
人間、エルフ、ドワーフの他に大人になっても小さい妖精のような種族や、ガタイのいい力仕事専門みたいな種族、吸血鬼のようなダルケニスという種族など種族も様々です。
初回プレイは世界観についていくのがやっとで徐々にキャラクターの名前と顔を覚え、人間関係の複雑さに圧倒されました。
そして主人公として選択した自分の行いがラストバトルに響いてきた時は震えました。

やっぱり仲間を見捨てると恨まれるよね…
気になる点
移動に時間がかかる
まず思ったこと。移動が遅いっ!
まあ元々は20年以上前のゲームなので仕方ありません。
それでも街の中の移動に時間がかかるのが気になります。ショートカットがあれば…と何度も思いました。
戦闘について
戦闘のテンポは悪いと思いました。これもまた20年以上前のゲームなので…。
そしてラストバトルで急に本気出してくる敵の強さよ。
それまでの戦闘が割と簡単だっただけに混乱しました。その辺りのバランスやスピードが惜しいところです。
キャラの動きや声
やはり時代を感じるキャラの動き。
ちょっとリアクションが激しい気がします。それも主人公がほとんど喋らないので感情表現を動作でするしかないからでしょう。
それにしても昔の海外ホームドラマのような動き…。
それからキャラクターは若干ポリゴン感が否めません。それも時代のせいです。
そしてキャラクターにボイスは一切ついていません。
リメイクを切実に希望
もはや「ジルオール」をプレイするにはパッケージ版を中古で買うか、PS vitaでダウンロード版を購入するしかありません。
PS vitaもいつダウンロードができなくなるかわからないという…。
「ジルオール」の世界観や物語、キャラクターたちは唯一無二だなと感じます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

切実にリメイクを希望しています!
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